大学院(修士課程)の学費を徹底解説!【入学金/授業料/施設費】

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らむ
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大学院で研究生活を送っているらむと申します!

今日は大学院(修士課程)の学費について詳しく解説します!

学費は大学と大学院で変わるのでしょうか?

私立と国立の差はどれくらいなのでしょうか?

データは、日本学生支援機構の「学生生活調査」をもとに解説していきます!

アルバイトや奨学金など学費以外のお金事情について以下の記事にまとめていますので、こちらも参考にしてください!↓↓↓

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学費とは

学生生活調査によると、大学院生(修士課程)の学費は平均で65万円です。

以下の合計を学費と呼んでいます。

  • 入学金
  • 授業料
  • 施設費

大学の学部の学費の平均が106万円ですので、大学院の方が安いという結果になりました。
これは、同じ大学でも修士課程の授業料を安く設定している大学が多いこと、大学院の方が国立に通う人の割合が高くなっていることが理由でしょう。

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授業料

国立と私立の平均授業料は次のような結果でした。

    大学       修士課程     博士課程     
国立 ¥    497,900 ¥ 488,800 ¥ 391,600
私立 ¥ 1,223,800 ¥ 968,700 ¥ 663,700

国立大学院の授業料は488,800円、私立大学院の授業料は968,700円です。

平均では、私立は国立の倍の授業料です。
しかし、授業料の差額は修士課程、博士課程となるにつれて小さくなっています

入学金

入学金は、3月中の所定の期限内に入学手続書類の提出と一緒に、前期の授業料と合わせた金額を納付します。

入学金は、20万円~30万円ほどです。

入学金に関しては、国立と私立の差はほとんどなく、私立の方が安い大学もあります。

施設費等

施設費は、大学施設や設備の拡充や維持のために積み立てているお金です。

そのほかには、「在籍料」、「教育充実料」、「実験実習料」、「保険料」など大学が独自に徴収しているお金もあります。

施設費等を授業料に含めている大学もあるため、授業料と施設費等の両方を確認しましょう。

これらは、国立大学では徴収しないことが多く、私立大学は4万円~20万円ほど徴収しています。

2021年の実例【東大/東工大/早稲田/理科大】

例えば、東大大学院、東工大大学院、早稲田大学院、理科大大学院の初年度納付金を物理系で比べてみるとこのようになります。

入学金授業料施設費等合計金額
東京大学院¥282,000¥535,800¥0¥817,800
東京工業大学院¥282,000¥635,400¥0¥917,400
早稲田大学院 先進研究科物理専攻¥200,000¥635,000¥41,250¥876,250
東京理科大学院 理学研究科物理学専攻(実験系)¥200,000¥900,000¥200,000¥1,300,000

早稲田大学大学院は、国立並みの授業料でした。

このような大学院で必要な金額は、受験する年の募集要項に明記されています。

学費が改訂される年に入学すると、1個上の先輩より多く学費を支払う必要があります。
きちんと、自分が入学する年の学費を募集要項で確認しておきましょう。

ちなみに、学費の4年間での推移はこのようになりました。

H26年度     H30年度
大学 ¥ 1,195,300 ¥ 1,208,800 (+13,500)
修士課程 ¥    780,400 ¥    776,700 (▲3,700)
博士課程 ¥    706,900 ¥    669,600 (▲37,300)

大学の学費は上がり、大学院の学費は下がっています

学費免除・減額

条件を満たした学生の入学金や授業料を免除または減額してくれる制度があります

例えば、東京大学院では以下に該当する人で申請に通ると、入学金・授業料が免除になります。

  • 経済的理由により授業料の納付が困難であり、かつ学業優秀と認められる者。
  • 申請者若しくは学資負担者が風水害等の災害を受け、授業料の納付が著しく困難であると認められる者。
  • その他、やむを得ない事情があると認められる者。

申請には、世帯の所得証明書や理由書などが必要です。

大学によって、申請基準や免除額が異なります。
申請を考えている人は、「大学名 学費免除」などで学生支援課のHPに飛んでみてください!

まとめ

大学院の学費についてまとめました。

学費免除の条件を満たす人は、ぜひ申請を考えてみてください。

学費免除のほかには、奨学金を借りるという選択肢があります。

奨学金についてや、その他大学院生のお金事情について記事を書いていますので、参考にしてください!

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