らむと申します!
2021年に就活を行い、ある外資コンサルに内定をもらいました!
私はこの1冊のおかげで、選考を受けた全てのコンサルティング企業やIT企業のケース面接及びグループディスカッションを通過しました。
実は他の本も読んでいたのですが、結局役に立ったと感じたのはこの1冊です。
結論、『東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』
この本の何が良かったか、実際にどう役立ったかを解説します。
1、この1冊で「考え方」も「実践練習」もできる
ケース問題はいくら自頭が良くても、考え方がわかっていないと時間内にどう着手してよいかわからず、良い解決策は導けません。
また、たくさんアイデアが浮かぶ人でも、論理に抜け漏れがあると論理的に考えられていないとして評価されません。
ですから、ケース問題の最低限の考え方は身に着ける必要があります。
逆にこの本で学習すれば、そこまで自頭やアイデアに自信がない人でも、十分に評価される解答をすることができるでしょう。
この本の他にも論理的思考力を鍛えるような詳しい本はたくさんあります。
しかし、就活生にゆっくり思考力を鍛えている時間も心の余裕もありません。
この本は、最初の30ページで「問題解決ケースの考え方」を端的にまとめています。
そのあとに、9パターンの練習問題でケース問題の出題されそうなジャンルを網羅しています。
付録にさらに9問ありますので、ちゃんと身に付いているか確認してみましょう。
2、グループディスカッションの対策にもなる
実は、この著者「東大ケーススタディ研究会」からグループディスカッション対策の本も出ています。
実際私も読んでみましたが、
「グループディスカッションの流れや小さなテクニックは学べたけど、結局議論するときに必要なのはケース問題の考え方だ」
と思いました。
しかし、読みやすい本なので余裕がある人は読んでみる価値は十分あります。
3、コンサルに行かない人でも、知っておくべき思考法が身に付く
就活がなかったとしても、この本は読んでよかったと思いました。
「大学生が100万円貯めるには?」や「ダイエットをするには?」など、個人の課題の解決に対する考え方も身に付きます。
日常の判断を、すべてケース問題のようにしているわけではありませんが、
大切な判断には、この本で身に着けた思考法が役立っています。
義務教育で扱っていいのではないかとも思いました。
フェルミ推定の対策は必要?
フェルミ推定とは、「日本に郵便ポストはいくつあるか?」など直感的にはわからない数値を、自分で仮説を立てて計算することで導くことを言います。
結論、最近の面接でフェルミ推定の問題はあまり出ないです。
一昔前は、コンサルの面接ではフェルミ推定が出題されることが多かったそうですが、今はブームが去ったようです。
ですから、優先度は ケース問題対策>グループディスカッション対策>>>フェルミ推定対策 だと思ってよいです。
しかし、フェルミ推定が絶対でないとは限りませんし、
ケース問題とセットで「その解決策の影響はどれくらいありますか?」と数値を聞いてくることもありますので、余裕がある人は読んでみてください。
ちなみに、私は同じ著者の本を読みました。端的でわかりやすいので、おすすめです!
【実体験】ケース問題はどうだった?
私はこの本で練習をしたおかげで、「自分の解決策は論理的に導けている」という自信が生まれたため、堂々と面接官に発表することができました。
また、グループディスカッションでは、ほかの人のアイデアが議論しているテーマのどの位置づけかを理解でき、的確なコメントをすることができました。
就活を始める人、コンサルに興味がある人はとりあえずこの1冊を読んでみてください。
コメント