【要約・レビュー】ノンデザイナーズ・デザインブック

らむです!

なんとなく中央揃えを使っていませんか?
文字の大きさを数ポイント変えただけで強調したつもりになっていませんか?

この本を読むと、4つの基本原理を取り入れることで読者の目に留まる上手なデザインを作れることがわかります。

ビジネス系YouTuberのマコなり社長が動画の中で「自分の会社の社員の必読書にしている」と言っていたこともあり、日本でも注目されている1冊です。

重要な点の要約と私が注目したポイントをお伝えします!

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本の紹介

著者は、Robin Williams。アメリカで、WebなどのPCでのデザインの講師をしている方です。

陳腐なデザインやダサいデザインを、4つの基本原理を使って良いデザインに変えていくという流れで解説しています。
対象は、チラシ新聞記事広告WebサイトなどをPCでつっくっていることを想定しています。もちろん、パワーポイントなどにも応用できるでしょう。

例として英語のデザインが載せられていますが、日本語版には最後に日本語のデザインも載せてくれています。使う原理は英語でも日本語でも同じなのでよほど英語アレルギーな人以外は問題なく読めるでしょう。

実際に本の中でデザインのビフォーアフターを見ると実感できると思いますので、これらの要約を見て気になったらぜひ読んでみてください!
200ページほどありますが、デザイン主体なので数時間で読むことができました。

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1、近接

  • 関連する項目はグループ化する(近くに配置)
  • 関連しない項目同士は近づけない

当たり前に聞こえますが、これができていないデザインは多いと思いました。
パッと見た人が直感的に内容をグループ化できるように大胆に近づけるところは近づけて、離すところは離しましょう。
読者の目線を誘導することも可能です。

2、整列

  • 中央揃えをむやみに使わない!
  • 左や右に文字列が揃っていると、1つの文章がつながっていることが直感的にわかります
  • 図や写真を使うときは、その端のラインの延長線上に文字を配置する

これは、私が一番できていなかったことです。
パワーポイントやワードなどで、なんとなくデザインが良さそうな中央揃えを使っていました。
中央揃えは、前後の文章につながりを見出すことができません。

しっかりと揃えることで、1つのページにまとまりを持たせましょう!

3、反復

  • 読者に1つのまとまりであることを意識させるために、始めと終わりにインパクトをもたせる

例えば、「最初と最後を太文字にする」や「最初と最後に罫線を引く」などによって、読者は上から読んで目線が下まで行った後、もう一度上に戻ってきます。

4、コントラスト

  • 書体や色、形、サイズなどにコントラストをつける
  • コントラストは大胆につける、小さな変化はいらない

読者に注目してほしいところは、大胆に大きな太文字にしたり、字体を変えて白黒反転させたりしてみましょう。
絶対に、字の大きさを数ポイントだけ変えたり、黒を紺に変えたりして強調したつもりになっていたらいけません。

さらに

活字の書体(日本語だとゴシック体・明朝体など)によって、受ける印象や使う場面を解説しています。

また、Webサイトで上に配置すべきものや文字列の長さの注意点などもわかりやすくまとめられています。

まとめ

この4つの基本原理を守ると、読者の目に留まり、直感的に理解されるデザインになるでしょう。

著者は、「臆病になってはいけません」と繰り返していました。
この4つを守れば、あとは大胆に個性を出していけば良いのです!

興味を持った方は、ぜひ実際に読んで良いデザインと悪いデザインの違いを実感してみてください!

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