東京大学修士2年のらむです!
今日は、東大院試の流れを解説します!
東大の理系研究科の院試はいつ?
どの科目をどんな日程で行う?
という疑問にお答えします!
東大院試の倍率も研究科ごとにまとめています!
こちらも院試の参考にしてください!
東大の院試 試験内容
ほとんどの理系研究科は、
- 英語(TOEFL)
- 筆記試験 専門科目
- 口述試験
の3つを受験する必要があります。
まず筆記試験の結果を受けた数日後に結果が知らされ、面接の予定が組まれます。
その数日後~面接が始まります。
例えば、令和4年度入学の東大理学研究科物理学専攻は、
<6月28日~7月2日 出願期間> 8月23日 午前 TOEFL ITP 受験 午後 専門科目 受験 <8月27日 筆記試験 合格発表> 8月31日~9月3日 口述試験 <9月22日 合格発表>
という日程で進みます。
英語
TOEFLを使用します。
ほとんどの研究科が、
- TOEFL ITP テストを筆記試験の日に受験する
- TOEFL iBT テストのスコアの提出する
- 1と2の好きな方を選んでよい(両方してもよい)
のいずれかを課し、英語試験としています。
(*コロナ禍の影響で”TOEICも可”とする研究科が増えているようです)
自分の研究科がどの方針なのかは、事前に調べておきましょう!
例えば、理学系研究科の物理学専攻は、
TOEFL ITPテストを行う。 TOEFL ITPテストは、受験生が同一時間に同一の方法で受験する団体用の試験である。その試験結果は本専攻の今回の入試にのみ有効であり、公式のスコアとはならない。
化学専攻は、
事前に受験した TOEFL iBT(2019年9月1日以降に受験したもの)のスコアの提出を課す。
としています。
同じ研究科でも、専攻ごとに方針が違うことがありますので、
「〇〇研究科〇〇専攻 募集要項」
と調べて確認しておくことをおすすめします。
筆記試験
専門科目を2~4時間ほどかけて解きます。
複数の大問から選んで数問を解くという選択式である研究科もありますので、確認しておきましょう。
また、大学で専門科目として習った内容であっても出題範囲から外れている科目もあります。
出題科目は募集要項で調べておきましょう。
今年はコロナウイルス感染対策として、筆記試験の代わりにオンライン論述試験を課すなど特殊な研究科もありますので気をつけてくださいね!
例えば、物理学専攻の募集要項には、
数学1問、物理学3問を出題する。 数学は、物理学研究に必要となる基礎的な数学の問題を出題す る。 物理学は、基本的な物理の問題を出題する。量子力学、統計力学、古典力学及び電磁気学を主な範囲とする。
とあり、選択式ではないこと、熱力学や物性などは範囲ではないことがわかります。
院試は、基本的なことが身についているかを確認する問題が多く出題されます。
問題集などで、”基本的な問題を確実に正解する勉強”をしましょう!
口述試験
筆記試験を通過した人には、日をまたいで30分~1時間ほどの面接があります。
面接は専攻のサブグループごとに設定されていることが多く、
出願時に提出した、第一志望、第二希望…の研究室のサブグループの面接に参加します。
第一志望と第二志望のサブグループが違う人は、別日に複数回面接をする可能性もあります。
サブグループの教授たちが集合した部屋に入り、個人面接を行います。
この際、ほとんど第一志望の研究室の教授が質問をしてきます。
他の教授たちは基本的には見守っていますが、質問をしてくる人もいます。
- 筆記試験はどうであったか
- いまの研究室でやっていること
- 大学院の研究室の志望理由・やりたいこと
を深堀するという流れで進みますが、他には
- 学部の学生実験で印象的であったものを教えてください
- 将来の進路
- 逆質問
なども定番の質問です。
研究に対する熱意と、それを遂行できる能力をアピールできるようにしっかり準備しておきましょう!
こちらも、今年はオンラインで面接を行う研究科もあるそうです。
合格発表
合格発表の日に、研究科のサイトに受験番号が載ります。
合格の書類が送られてくるのは冬(2月ごろ)になりますので注意してください!
まとめ
東大の院試の基本的な流れを紹介しました。詳細は、研究科の募集要項を確認してください。
「TOEFLではなく、TOEICの勉強をしていた!」「試験範囲外の科目を勉強していた!」
などということがないように気をつけてくださいね!
当サイトでは、院試に関する記事を書いていますので参考にしてください!↓↓↓
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