【研究室選び】後悔しないための選び方【3つの基準を解説!】

大学院

大学院で理系(物理)の研究室で研究をしているらむと申します!

理系の学生の学部4年生、修士課程、博士課程の学生生活はどの研究室に所属するかによって全く変わってきます!

趣味と研究を両立させて充実した研究生活を送る人がいる一方、俗にブラック研究室と呼ばれるコアタイムや高圧的な教授に縛られながら研究をする人もいます。

私が、たくさんの人の研究生活を見てきた中でおすすめする研究室の選び方をご紹介します。

  1. 教授
  2. 拘束時間
  3. 研究テーマ

研究生活がどうなるかの影響の大きさはこの順番です。

研究テーマだけで研究室を決めて後悔している人を数多く見てきました。
テーマが魅力的でも、それだけで研究室を決めることはとても危険です!

私の体験を踏まえながら、それぞれ詳しく説明していきます。

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1、教授

担当教員の人柄はとても重要です。

教授が研究室の方針を決めるため、どのくらい融通が利くかストレスなく研究生活を送れるかなどは教授の人柄に依るところが大きいです。

  • 学生との関わり(放任主義過ぎないか、ストレスなく報告や質問ができる関係性か)
  • 性格(独裁的、理不尽、パワハラなどはないか)
  • 研究以外への理解(就活での欠席や他大に行くことにネガティブでないか)

教授の性格が合うかどうかで、快適な研究生活を送ることができるかが決まってきます。

研究室を決める前に、教授と面談することはもちろん、先輩などから口コミを聞いてこの研究室でやっていけそうか判断しましょう。

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2、拘束時間

研究室で拘束される時間は主にこの3つです。

  • ゼミ
  • ミーティング
  • コアタイム

ゼミやミーティングでは、進捗状況の報告や論文の紹介、テキストの輪講などを行います。
月に1回の進捗報告しかない研究室もあれば、週に3,4回と輪講をしている研究室もあります。

コアタイムは、化学や生物系の実験をする研究室に多いです。
「平日の9時から18時は研究室にいること」などと義務付けられているケースなどがあります。

この拘束時間によって、研究が進んで充実する場合もありますが、忙しさのあまり研究が楽しくなり鬱状態になる学生もたくさん見てきました。

どのくらい研究室に拘束されるのかは、入る前に必ず確認しておきましょう。

3、研究テーマ

修士、博士など研究を進めていく予定の人は、研究テーマで研究室を選ぶことも重要です。

  • 自分が興味のあるテーマ
  • 貴重な体験ができるテーマ
  • 研究がホットなテーマ
  • 財源が豊富なテーマ

などで選ぶこともおすすめです。

自分が興味があるテーマはモチベーションが上がりますし吸収もはやいです。
宇宙が好きな人が人工衛生、釣りが好きな人が魚の研究をするなど、趣味の延長にあるテーマを選ぶこともできます。

大学の研究には、貴重な体験ができるテーマがたくさんあります。
海外の研究所で実験する人、海洋調査で船で研究する人、企業と連携して何億もするプロジェクトに参加する人など、研究費で貴重な体験ができるテーマもあります

ある教員から、現在日本政府が力を入れるように働きかけているテーマは、機械学習、量子コンピュータ、再生医療だと聞きました。
これ以外でも、応用した時の影響力が大きい分野は国や企業からの援助が受けられて、大掛かりな研究ができる可能性が高いです。
また、ホットなテーマは需要が大きいため就活に有利に働くことも多いです。

科研費という研究補助費をもらっている研究室は、研究に必要な備品や消耗品などを十分に揃えることができ、充実した研究ができます。

番外編

  • 飲み会・イベントの頻度(今はほとんどないかもしれません)
  • 研究室の設備・綺麗さ(お金がある研究室は設備も整っています)
  • 研究室で与えられるデスク環境の快適さ(PCが支給されるかやデスクが与えられるかはチェックしましょう)
  • 研究室の同期や先輩の雰囲気(研究室自体の雰囲気は教授で決まることがほとんどです)
  • 教授の大学での偉さ(役職についている教授は忙しいですが、自分の大学に対する意見が反映されることがあります)

まとめ

理系(物理系)のバイアスもあるかもしれませんが、私の実体験や友人から聞いた話からまとめさせていただきました。

これを参考に、自分の価値観と照らし合わせて研究室を選んでください!

研究室訪問はお忘れなく!

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