【合格体験記】東大院と京大院の両方に合格しました

勉強方法

はじめまして、らむさんの後輩である”あひる”と申します。私は地方の国立大学出身で、現在東京大学の修士1年生です。大学院進学をきっかけに上京し、本郷キャンパスで手術支援の研究をしております。らむさんとは研究室も研究分野も異なりますがとある講義をきっかけに仲良くしていただき、とてもお世話になっております。(ちなみにらむさんはとても優秀で超がつくイケメンです。)

この度は外部院試を経験した身として体験記を書かせていただきましたので、少しでも何かの参考にしていただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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院試の結果

京大学大学院 工学系研究科 合格 ⇒ 進学

京都大学大学院 情報学研究科 合格 ⇒ 辞退

京大は8月の前半、東大は8月の後半に試験本番でした。どちらの大学院も面接があり複数日にわたる試験だったのでかなりタフでした。

ただ、傾向は違えど東大に最も近い難易度と思われる京大の試験はこれ以上にない力試しとなりました。また、合格発表も東大の試験より前だったので外部生ではありながらも少し自信を持って東大院試に臨めました。

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当時の状況

・学部3年の夏休みまで部活とサークルに没頭

・成績は学科内上位10%程度

・本格的に院試対策を始めたのは9月1日から

・仲の良い同級生はみんな推薦で自大の大学院に進学

・知り合いや研究室の先輩はおろか、学科の上級生にも外部の大学院に進学した人はほとんどいない

合格への戦略

身近に院試について頼れる存在がおらず、試験対策を始めたのも本番まで1年をきってからだったので不安でいっぱいでした。短期間で集中して学習し、効率よく成果を出すためにも「優先順位」と「情報収集」の2点を強く意識しました。

優先順位

・何よりもまず過去問を解いて傾向を把握する➡わからないところを参考書で補強するように勉強する

・高得点をとることで精神的にも試験でも有利になる英語(TOEFL)の対策をしながら数学の基礎固めと演習を重ねる➡直前期でも点数を伸ばしやすい専門科目は過去問を中心に後半に集中して取り組む

院試は出題範囲が膨大で大学によって傾向も異なるので、はじめに教科書で全ての知識をさらうのは、安定して高得点を狙うには少し効率が悪いです。さらに、教科書も自大の講義で使用していたものと志望校で使用しているものが違うことがあるので注意が必要です。

情報収集

・過去問だけでなく、過去問の解答に強くこだわり情報収集を行う

・研究内容はもちろんのこと、研究室の雰囲気、OB・OGの進路、大学院のカリキュラムまで調べる。

持っていれば対策が容易になるだけでなく精神的にもかなり有利になります。近年は感染症の影響によりオンラインでの研究室見学は増え、多く出回っている印象なのでむしろ今は手に入れていないととても不利になる気がします。さらに余裕があれば試験対策の休憩がてら、志望する研究室のホームページを覗いてみて進学後の生活を想像すると良いと思います。

過去問とその解答について

過去問は志望校のホームページを調べれば入手できることが多いと思います。ただ、さらに重要なのは過去問の“解答“です。私自身、院試勉強を始めた当初は基礎勉強にかける労力と同じくらい情報収集(主に過去問解答)に尽力しました。早い時期から解答をもとに勉強することが出来、解答を手に入れてから合格へのイメージがぐっと強くなった実感があります。結果的に東大、京大だけでなく東工大、阪大も15~20年分程度集めることができました。過去問ベースの勉強を徹底したことで、大学院ごとの傾向や特徴を効率よくつかむことができ最後までアドバンテージになりました。

内部生に勝つために

希望の研究科だけでなく、希望の研究室への配属を実現するためには試験を高得点で通過することが求められます。そして、内部生(そもそもめちゃくちゃ優秀)は研究室で代々受け継がれ蓄積されてきた過去問やその解答で効率良く勉強し高得点で合格してきます。しかし、ほとんどの内部生は1、2か月前からようやく本格的に試験対策を始めます。過去問解答を手に入れ内部生と同じ条件に追い付けばあとはひたすら頑張るだけです。そして今から始めれば本番まで約8か月もあります。

まとめ

・範囲が膨大なので“優先順位”を考えて対策する

・過去問の解答にこだわり“情報収集”を頑張る

・今からでも充分に間に合う

今後について

引き続き、私の合格体験記として

・試験当日までのスケジュール

・研究室を決める経緯

・使用していた参考書

・研究室見学のコツ(時期・マナー・聞くこと)

・志望大学院の過去問とその解答の集め方

などを書いていこうと思います。

なにかリクエスト・質問等ありましたらぜひお気軽にコメントしてください!!

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