理科大出身のらむと申します!
今日は、理科大の院試の倍率について詳しく解説します!
理科大生の大学院への進学率は58%(経営除く昼間学部)です。
そのなかの多くの人は理科大の大学院を受験します。
しかし、理科大生全員が理科大の院試を通過できるとは限りません。
院試に落ちて、学部の時にいた研究室を続けられなくなった人もいました。
では、理科大の院試の難易度はどの程度なのでしょうか?
倍率を知ることで、院試の勉強や進学先選びの参考になれば幸いです!
全ての研究科とそれぞれの研究科の専攻ごとの倍率を見てみましょう。
理科大の研究科
2021年度入学の東京理科大の院試の志願者数、合格者数、倍率は以下の通りです。
志願者数 | 合格者数 | 倍率 | |
理科大 | 1832 | 1455 | 1.26 |
データは理科大HP「2021年度版東京理科大学データ集」から引用し、
倍率は以下のように計算しています。
倍率 = 志願者数 / 合格者数
2021年度の理科大の院試の倍率は1.26という結果になりました。
では、それぞれの研究科の倍率を見てみましょう。
理科大には、この7つの研究科があります。
母数が少ないですが、最も倍率が高いのは経営学研究科でした。
(院試は定員の関係で、総じて文系のほうが倍率が高い傾向にあります)
次点では、工学研究科が1.4倍の倍率で理系研究科の中では最も倍率が高いです。
それでは、各研究科の専攻ごとに見ていきましょう。
理学研究科
理学研究科は神楽坂キャンパスにあります。
最も倍率が高いのは、物理学科の1.5でした。
化学専攻の人数が多いのは、理学部にある化学科と応用化学科が合わさったことが原因です。
また、大学院に進学する数学科は少ないと言われていますが、顕著に表れていますね。
数学科の進学率は低いですが、倍率だけ見ると変わりないようです。
薬学研究科
東京理科大学の薬学研究科は千葉の野田キャンパスにあります。
倍率は1.1(正確には1.09)でした。
意外にも、全専攻のなかで最も低い倍率となりました。
ちなみに、薬学部・薬学研究科は2025年に葛飾キャンパスに移転予定らしいです。
工学研究科
工学研究科は、工業科学専攻は神楽坂キャンパス、その他の専攻は葛飾キャンパスにあります。
情報工学専攻は、全専攻のなかで最も倍率が高く2.0倍でした。
理工学研究科
理工学研究科は、野田キャンパスにあります。
物理学専攻が、理工学研究科で最も高い1.8倍でした。
これは、神楽坂キャンパスの理学研究科の物理学専攻より高いという結果になりました。
また、数学系の大学院への進学率が少ないというはここにも表れていますね。
先進理工学研究科
先進工学研究科は、葛飾キャンパスにあります。
以前は「基礎工学研究科」でしたが2021年に学部名と一緒に「先進工学研究科」に改称した紛らわしいとこです(笑)
学科(および専攻)の名前も、
「電子応用工学科」→「電子システム工学科」
「材料工学科」→「マテリアル創成工学科」
「生物工学科」→「生命システム工学科」
と改称されています。
経営学研究科
東京理科大学にある唯一の文系研究科です。
経営学研究科は、神楽坂キャンパスの神楽坂校舎から歩いて10分ほどの富士見校舎にあります。
倍率は1.6でした。
生命科学研究科
生命科学研究科は、野田キャンパスにあります。
倍率は1.2でした。
注意点
理科大の院試には推薦入試があります。
優秀な(成績が上位半分ほど)内部生は面接だけで合格することができます。
推薦入試はほとんど落とされません。
ですから、推薦入試を除いて考えると、一般入試の倍率はもう少し高くなるでしょう。
一般入試の倍率は、1.5~2.5ほどかもしれません。(何か情報が得られ次第更新しますね!)
まとめ
以上のような結果になりました。
一般入試は、しっかり院試対策をすれば問題なく合格できるというレベルだと思います。
実際、私の周りでは院試対策をしっかりしていた人で理科大の院試に落ちている人はいませんでした。
(まったくしていない人や直前にしていた人は消えていきました…)
理科大の院に進学予定の人の参考になれば幸いです!
院試や大学院について記事を書いていますので、参考にしてください!↓↓↓
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