【実録】本当にあったブラック研究室5選【ハラスメント】

大学院

大学院で研究をしているらむと申します!

研究室では教授が王様です。
研究室のルールやゼミの日程など、研究室内のことを決める権限を持っています。

大学の教授は研究が好きで学生に対しても良心的な人が多いのですが、
稀に謎ルールをつくったり、謎の圧力をかけてくる人もいます。

教授の力が強すぎたり学生が指摘できる関係が築けていなかったりした場合、ブラック研究室が誕生します。

これをアカデミックハラスメント(アカハラ)と呼ぶこともあります。

私が研究生活を送る中で目撃したり知人から聞いたりしたブラック研究室の話を5つお伝えします。

スポンサーリンク

【拘束系ブラック】教授が帰るまでは絶対に帰れない研究室

私の友人の化学系の研究室の話です。

その研究室は、コアタイム(研究室にいないといけない時間)が平日の9~18時なのですが、18時に帰れるわけではありません。

暗黙の了解として、「教授が帰るまでは帰ってはいけない」というルールがあります。
コアタイムが終わる18時になっても、教授がまだ研究室にいたら先に帰ることはできません。

夕方に用事があるときには、こっそり帰る準備をした後、教授が帰るのをじっと待ちます。
教授が帰った瞬間、鉢合わせしないように急いで帰るそうです。

ですから、その研究室の友人と待ち合わせをするときは、「19時ごろには研究室を出られると思うけど、教授次第なんだよね」と言われます。

そして、よく遅れて来ます。。

スポンサーリンク

【放置系ブラック】学生と全く関わらない教授

物理の理論系の研究室の話です。

その研究室の教授は研究熱心でとても優秀です。
論文を常に出し続けていて、評価もされています。
(大学の教授のなかには、大学に在任後はほとんど論文を出していない人もいます。)

その教授は、自分の研究が忙しく、いっさい研究室の学生の指導をしません。
休憩中に学生と雑談をすることもありません。
ゼミなどもやりたければ学生同士で勝手にやればよいという方針でした。

(特に理論系は)教授にとって学生の研究はレベルが低く、関わっている暇はないと思っているのかもしれません。

しかし、完全に放置されるのは辛いでしょう。どうやって研究を進めていいかわからず、なんとなく自己流でやった結果、あまり成果が出ず卒論の締切直前になって焦っている人も目にしました。

自由に研究がしたい優秀な人にとっては良いかもしれませんが、しっかりと指導してほしい人にとってはブラックと感じるでしょう。

【束縛系ブラック】就活をさせない

実験系の研究室でたまに聞きます。

「就活のため休みます」というのを許可してくれません。

ただでさえ就活はストレスがたまるのに、就活に理解がない教授のせいで辛いという話を聞きました。

もちろん学生として研究を進めることは大事なのですが、就活の予定は急に決まることもあるので学生にとってはたいへんです。
急に決まった面接のために仮病を使ったという人もいます。

ある友人は教授に許可してもらえなかったため、こっそり薬品保管庫で就活の面接を受けたそうです。

また、「進学せずに就職する予定です」と教授に伝えると嫌な顔をされることも少なくありません。

せっかく時間をかけて実験のノウハウを指導したのに辞められるのを不満に思う場合や、
その人に任せていたことを引き継ぐのがめんどうと思う場合などがあります。

教授の圧力で研究室に引き留められた人は進学を後悔する人が多いです。
進学するか就職するかを教授に相談することは大切ですが、最終的には自分で判断しましょう。

【暴君教授系ブラック】物を壊すと罰金

化学系の研究室の知人から聞いた話です。

その研究室では、教授が暴君として君臨しています。

研究室の秩序を守り集中して研究をさせるという名目で罰金制度が存在します。

ビーカーを割った、遅刻をした、メールの返信をしなかったなどで100~1000円ほどのペナルティがあります。

ふつうこのような制度があると学生が反発しすぐになくなる気がします。
しかし、教授に不満を伝えられるような関係ではないのでしょう。

研究室の秩序は信頼関係によって保たれるべきですね。

【丸投げ系ブラック】学生に大きな実験を丸投げ

複数の実験プロジェクトが同時に走っている実験系研究室に垣間見えるブラックです。

1つのプロジェクトを、担当している修士課程や博士課程の学生にある程度任せることはよくあります。

教授は学生を信頼して実験を一任し、たまにフィードバックを受けて次にどう進めていくかをディスカッションします。

しかし、その任せ具合が”丸投げ”な教授もいます

例えば、大きなプロジェクトを渡され実験計画から予算管理まですべてを任せられた博士課程の学生の話を聞きました。

最初は、信頼されていることと裁量権が大きいことにやりがいを感じ、過密な実験スケジュールを組んでがんばっていました。

しかし、プレッシャーと忙しさから体調不良の日が続き、ある日突然研究室に来なくなってしまったそうです。

燃え尽きてしまったのでしょう。

裁量権がある研究のほうが良いという人には適しているかもしれませんが、燃え尽きないように持続可能な研究をすることも大切ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

明らかにブラック研究室というものもあれば、
ブラック研究室だと思うかどうかはその人次第という研究室もあったと思います。

これから研究室を選ぶ人は、よく研究室を調べてから入るようにしましょう!

研究室選びで後悔しないための基準を解説しているので、これを参考にしたうえで自分の価値観と照らし合わせて選んでください!↓↓↓

【研究室選び】後悔しないための選び方【3つの基準を解説!】
理系の学生の学部4年生、修士課程、博士課程の学生生活はどの研究室に所属するかによって全く変わってきます! 趣味と研究を両立させて充実した研究生活を送る人がいる一方、俗にブラック研究室と呼ばれるコアタイムや高圧的な教授に縛られながら研究をする人もいます。 私が、たくさんの人の研究生活を見てきた中でおすすめする研究室の選び方をご紹介します。

このサイトでは、大学院生が院試や大学院生活について解説する記事を投稿しています。
ぜひ、ほかの記事もご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました