東大などの難関な大学院の院試を受けたいが、対策をする時間がないという人におすすめな参考書があります!
理系の院試は大学4年の夏にあることが多く、気づいたら全ての教科を一から学習しなおす時間がなかったと焦っている人もいると思います。
全ての教科の基礎からしっかり身に着けておけば、あとは過去問を解くだけで準備は整います。
しかし、物理系だと「物理数学」「電磁気学」「熱力学」「統計力学」「量子力学」…と学ぶべきものが多いですよね。
そこで、私が院試対策で最も効果的であったと感じている参考書をご紹介します。
院試の特徴
大学入試に比べて、大学院入試は範囲が広いため、基礎的なことを聞かれる割合が高いです。
範囲が多いため、大学入試のようなひっかけ問題はほとんどでません。
基本をしっかり押さえて、よく出題される問題を確実に解けるようにしていると合格にぐっと近づきます。
おすすめの参考書
- 物理をある程度は理解している
- すぐに過去問を解けるほどは勉強できていない
- 時間がない
という人に最適なのは、このシリーズです。
おすすめの理由は、
- 院試に出る範囲を網羅している
- マスターすると、院試の7割くらい(基本問題)は解けるようになる
- 基本事項の復習→基礎問題→応用問題と演習できる
- 解答・解説がしっかりしている
一番のポイントは、解答・解説の充実さです!
多くの演習書は解答が雑で、解答を読み解くのに膨大な時間がかかります。
一方、この本は解答・解説がしっかりしているため、まだ十分にマスターできていない科目であっても取り組むことが可能です。
院試レベルの内容で、解答が充実している貴重な参考書です!
参考書の進め方
まず、物理数学から始めましょう。
順に院試で出題されやすい、量子力学、統計力学、電磁気学と進めていきます。
とりあえず、基礎問題を全て解いて、応用問題に移り、間違えた問題をチェックして2周目に入ればよいでしょう。
これらは最近(2016~2017年)出版された本なのでいくつかの誤植が見られますが、問題なく使用できます。
(誤植のせいでAmazonの評価が下がっていますが、それでも~★4なところが満足度の高さを表していると思います)
おすすめの教材
院試勉強のための教科書や参考書の購入を検討している人はこちらも参考にしてください↓↓
まとめ
実は、私が受験した院試の量子力学の問題が、この参考書にあった問題とほぼ同じでした。
(問題を作成した教授がこの本を参考にしたのか?って思いました笑)
院試は基本的な問題が出やすいため、この参考書で基本を網羅して簡単な問題を落とさない演習を重ねましょう!
ちなみに、私は東京理科大の物理系出身だったのですが、周りの人の多くがこの参考書を使っていました。
(図書館でこのシリーズは人気でいつも貸し出されていたので、私は全種類買いました。)
このほかにも院試情報を掲載していますので、ぜひ参考にしてください!
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